ザ・ピアニスト。
昨日
生徒さん方には
恐縮ながらレッスン変更をお願いさせて頂き
どうしても伺いたかった
こちらのコンサートに
足を運ばせて
頂きました。
ベーゼンドルファー2台
スタンウェイ1台
真正面に大変な
存在感を放ち
そして
高い天井と照明が十分に
その情景を
さらに圧巻✨とさせる雰囲気を
醸し出していました。
京都コンサートホール
にて。
それぞれの方々を
それぞれに伺いたかったコンサートが
一緒に開催されるというのは
大変な悦びで
一音一音
染み渡るように
心に刻ませていただいた時間となりました。
冒頭で演奏なさった
辻井伸行さん
8メートルほど先で演奏される距離で
右の鍵盤の高い音から
黒鍵を押さえていきながら
88鍵の場所を確認しつつ
それはそれは
澄み渡るような
美しい音で
演奏をはじめられました。
全くはじめて聴かせて頂く曲で
多分
演奏から8小節弾かれたくらいでしょうか。
すでに右の目から涙が溢れてきました😢
このコロナにより
失われたものをいつか笑顔で取り戻せる日が
来るように、と
作曲された曲という説明を
その曲の演奏後にとてもチャーミングな面持ちで
お話してくださいました。
それから数曲と演奏をなさる姿、
音色、
目に見えるもの、
聴こえてくるもの全てから、
辻井伸行さんの
全盲でおられる、という事実をこんな私が語るのは
大変失礼と思う事に他ならないくらい
【心の色彩豊か】
でいらっしゃると
心から思いました。
見える、って何だろう。
見えない、って何だろう。
「目に見えるものが全て」
何か
真実を語る時に時折耳にする言葉ですが
どんな既成概念も覆すに充分すぎて。。
それは
神様からの授かられた
素晴らしい才能であるのは確かですが
何より
それ以上に
どれだけ、
どれだけの【努力】を重ねてこられたかと
思い馳せると
また涙が溢れてきました。
レフレールさん達は
7人兄弟でいらっしゃるとの事。
兄弟で演奏なさるというのは
きっと遠慮がない分
ここまでのパフォーマンスを
完成されるまでの道のりは人知れぬ大変さも伴ったと思います。
演奏技術は言うまでもなく
ベーゼンドルファーがこんな音を紡ぎ出すんだ、
という大変な発見を
目を見張るエネルギッシュな
パフォーマンスとともに
聴衆の方々に披露してくださいました。
私も大好きな連弾。
連弾の楽しさ、可能性を日本中に広げてくださったレフレールさん達を間近で拝見できた事は
この上ない喜びとなりました。
そして加古隆さん。
何度か演奏をコンサートホールにて
聴かせて頂いておりましたが
その佇まいを含め演奏される一音一音は
やはりピアノの詩人で。。
心の深いところに
かわらず響きわたり
ご活躍年月を調べてみますと
74歳でいらっしゃるとか。。
パリは燃えているか
大変な名曲ですが
改めて
こういう解釈なんですね、と
「そうですよね、そうですよね」
という気持ちで
しっかりと心に上書きさせて頂きました。
そして
いつまでもずっと変わらない
研ぎ澄まされた音を目前で拝聴させて頂いた事は
これから、という先々の未来のご活躍を
願って止まない気持ちになりました。
最後に演奏された曲は
皆様で
「黄昏のワルツ」を。
黄昏色に演出された舞台から
降り注ぐ全てに
魅了され
感動し
やはり、、、
右の目から涙でした😂
左の涙腺詰まってるんちゃうやろか、、笑
そんな事を思いながら
今日の日に感じた事全てが
両目から
こぼれ落ちないように
ブログに記させて頂いた次第です。。。
いやぁ〜。。。
音楽、って素晴らしい。
(ボキャ貧)_(┐「ε:)_
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